恋月姫フィギュア 自己流ウィッグ作成方法

私がネットを見てまわって作ってみた、自己流ウィッグの作成方法をご紹介いたします。

完璧な素人が作るものですので、市販品のようなクオリティは求めないでください。
そしてご紹介する方法で作るウィッグは、はっきり言ってウィッグと呼べない代物です；
ヘッドに乗せているだけの状態になりますので、ウィッグというよりも、ゆるい帽子のような物になります。
写真を撮るときだけ、もしくは風の無い場所に飾っておくだけ、等々の動きの無い使用目的以外には向かないと思います。

出来上がりはこんな感じです↓

以上のことを了承して、それでも作ってみたい、という方は、"作り方"をクリックしてください。

＜用意するもの＞
お好きな毛糸……適宜
毛糸と同系色の薄手の布……３×６cm
毛糸と同系色の糸……適宜
木工用ボンド……適宜

……"適宜"が多くてすいません；
基本的には少量で大丈夫です。



＜作り方＞
１．型紙どおりに、左右対称に布を切ります。
　　型紙はこちら↓



　　↑これの通りにきちんと切らなくても大丈夫です。
　　わざわざ印刷などしなくても、３×３cmぐらいの紙に、こんな感じの形を書いて、それを切れば大丈夫だと思います。
　　どうせヘッドに乗せるだけですからね；
　　それと毛糸をフィギュアに当ててみて、お好きな髪の長さの、一番長くなる長さを測ります。
　　後で切る事はできますので、少し長めに切っておくといいと思います。
　　フィギュアの額から、脳天を通って背中まで通して、背中でのお好きな長さぐらいの長さをとっていただければ充分だと思います。
　　ここまでで、↓以下のようなものが出来ます。

　　この時使った布は、伸縮性があるといいのではないか、と、ストッキングを使ったりしたのですが、結局乗せるだけですので、全然意味がありませんでした；
　　この後、普通の薄手の布で白のウィッグを作ったのですが、大差無い仕上がりになりました。
　　毛糸は随時補充していきますので、作業中でも常に一本は残すようにします。


２．毛糸を分けていきます。
　　種類にもよりますが、毛糸は何本かの糸がまとまっています。
　　それをお好きなだけ分けていきます。

　　今回は２回分けました。
　　上の写真の一番左が元の毛糸、真ん中がよってある糸を分けたもの、一番右が分けたものを、根元だけ残して２つに裂いたものです。


３．木工用ボンドで、布に貼り付けていきます。

一本だけ貼り付けたところです。
これを下から一列ずつ、放射線状に貼り付けていきます。

一列貼り付けたところ。
どんどん上に一列ずつ貼り付けていきます。

　　貼り付け終わりました。
　　これを左右対称でもう１つ作ります。
　　間違っても同じものを作らないように！

　　この時点で、まち針数本を櫛のようにして毛糸を梳いてみたりしたのですが、梳いても梳かなくても、大差ありませんでした；
　　ちなみに一番初めの完成写真の、茶色のウィッグは梳いてあり、白のウィッグは梳いてません。
　　ね？出来上がりには大差ないのです（笑）。
　　ですので、梳くのはお好みで。


４．かがり縫いで縫い合わせます。

　　ピンボケ写真で申し訳ありません；
　　写真では毛糸と違う糸を使っているのですが……肌の色と同じような布地＆糸を使えば大丈夫だろう、と考えての事なのですが、毛糸と違う色の糸は、とても目立ってしまいます；
　　これぐらいの密度で毛糸をはり、薄い色の布地を使えば、地肌が見える事はありませんが、縫い糸は見えてしまいます。
　　ですので、糸は毛糸と同じ色を用意してください。


５．裏返してフィギュアに被せ、好きなようにカット＆セットをして出来上がり！


完成！！

　　使いまわし、申し訳ありません（笑汗）。
　　２つのウィッグの違いをもう一度まとめますと……

　　布地は茶色のウィッグはストッキングを、白いウィッグは薄手の白い生地を使用しています。
　　茶色のウィッグは縫い合わせる前に、まち針で梳いています。
　　茶色のウィッグは肌色の糸で縫い合わせましたので、写真では分かりませんが、上から見ると、肌色の糸が目立ちます。
　　白のウィッグは白い糸で縫い合わせたので、糸は目立ちません。

　　……という違いがあるのですが、糸以外は見た目にあまり差はありません。


今回は、"モヘアウィッグのようなウィッグを、いかにお金をかけずに、お手軽に作るか"という目的の元に作ってみたので、出来上がりには大満足です。
毛糸を他のものに変えれば、いろいろなウィッグもどきが出来ると思います。
皆様も気が向かれましたら、ウィッグもどき作製をしてみてください！（笑）